芥川賞『火花』又吉直樹

芥川賞『火花』又吉直樹

お笑い芸人の又吉直樹が芥川賞を受賞したことで話題になった『火花』を友だちに借りて読んでみた。おもしろかった★★★★☆。以下、共感した部分を引用。

お笑い芸人の主人公の相方が、バイトのため稽古の都合がつかないとうい場面での一言に共感。

「漫才をやるために上京してきた僕達に漫才よりも優先すべきことなどないのだ(P. 55)。」

みんなに当てはまると思うわ。ニューヨークでも留学のために来たのに、生活のためにバイトに明け暮れている人がほとんどだと思う。今自分が何のためにニューヨークにいるのか?目的を忘れないようにしなきゃ。

その他、個性的であることについて…

お洒落であることと、個性的であることが同義のように扱われている点について異議を唱えた。一見すると独特に見えても、それがどこかで流行っているのなら、それがいかに少数派で奇抜であったとしても、それは個性とはいえないのだと言った。それを最初に始めた者だけの個性であり、それ以外は摸倣にすぎないのだと言った(P. 70)。

と、ほとんどの個性とかお洒落ってのは “他人の真似” にすぎないことを再確認させてくれた。日本人は人と同じファッション、周りと同調したがるからね。ただ、意外とアメリカ人もそうだと思うわ。オイラは周りのお洒落な人からいいなって思ったものを堂々と取り入れたいタイプ。

最後に、人生について…

必要ないことを長い時間かけてやり続けることは怖いだろう?一度しかない人生において、結果が全く出ないかもしれないことに挑戦するのは怖いだろう。無駄なこと排除するということは、危険を回避するということだ。臆病でも、勘違いでも、救いようのない馬鹿でもいい、リスクだらけの舞台に立ち、常識を覆すことに全力で挑める者だけが漫才師になれるのだ(P. 132)。

これも、みんなに当てはまるんじゃないだろうか。今していることって意味があるのか?時間の無駄じゃないのか?迷うことばかり。それが人生なんです。面白い作品だった。

芥川賞受賞作品『火花』

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