ビジネスマンが読む 子どもが勝ち組になる本: 10代のうちに絶対に教える「7つのこと」面白かったです。

評価

★★★☆☆
現在の日本のこと、10年後の日本のことが何となくつかめる本。子どもをもつビジネスマンでなくてもおすすめの本!

紹介内容

  • 一番大事なことは「格差社会の厳しさ」を教えること
  • 「お金と仕事で苦労しない」生き方も教えよう
  • 「知識」だけでなく「知恵」も身につけさせる法
  • 「10年後の日本」「10年後の自分」って、どうなる?
  • これからは「本当の頭のよさ」が武器になる!
  • 「社会がどんな人間を求めているか」を知ろう
  • 「ブレない人間」「負けない人間」になるために

(「BOOK」データベースより)

1.日本はアメリカの次に格差社会

1世帯あたりの平均所得金額は1994年の664万円をピークに右肩下がり。2008年では547万円とピーク時より2割減少し、下流層が年々増加している。また、相対的貧困率では平均的な収入に満たない人の割合がアメリカに次いで2番目に高い。

なるほど、日本の非正規社員の割合が昨年40%となったのも格差社会に突入した証。上に立つ者は沢山稼ぎ、若者・弱者は契約社員として奴隷のように扱われる日本の現実。このまま行けばタカポンは確実にスラムに住む低所得者入り。この現実を知って明日から何とか抜け出せるように努力するしかない。

2.生き残るためには地方を捨てて東京を拠点にすべき

地方経済の疲弊が顕著になっている。地方と東京の地域格差がますます開いていくことになる。確かに地方では親の持ち家に住むと家賃もかからないし物価も安く困らないように思える。しかし、自分たちが子どもを育てるときになって初めて地方の低収入では子どもに十分に教育を受けさせることができないことに気づく。

まずは、東京にいて最低限のお金を稼げる仕事に就くべき。それからグローバルに活躍し、外貨を稼げる人間になろう。

3.グローバル時代に必要な「コミュニケーション能力」

すでにパナソニックなどの大手は中国や韓国の一流大学を卒業したエリートを積極的に採用している。さらに、彼らの学力・能力の高さは大変なものである。

タカポンみたいに日本語しか話せない人間には用なしってこと。英語を話せないのなら土俵にも立てない悔しい現実。

4.「本を読む若者」は10年後差をつける!

本を読む、新聞を読むというのは、学習の基本中の基本。テレビ全盛の時代とはいえ、新しい知識をみにつける機会は圧倒的に活字から。

最近は全くテレビが面白くないこともあってほとんど見なくなった。また、1日1時間の読書をしているのでこれはクリアした!これからも継続していこう。

5.日本も明日は北朝鮮!暖房も使えない時代がくる

現在、低所得者が何とか食べていけるのは円高のおかげ。国力が劣ってくると、日本は今後1ドル=400円の時代を覚悟しなければならない。

暖房も使えないネットも引けない生活に今から逆戻りなんていやだよ。「円安になると輸出に有利で日本経済が潤う」なんて単純に考えちゃいけないようだ。日本はエネルギーも食品も輸入に頼っている。この円高で産業は空洞化し、さらにこれからハイパーインフレ急激な円安になると何も買えなくなりそうだ。

6.「シャッター商店街」は日本社会を知る最適の教材

10年後地方の土地はほとんど売れなくなり、二束三文の値しかつかなくなる。現に、地方都市の駅前の1等地でさえ、もうシャッター通りとなり買い手がつかない状況。

もはや地方だけの問題でもなさそう。最近は表参道・代官山においてもテナント募集の看板がやけに目立つ。一番驚いたのはテナント募集だらけの裏原宿。今度写真撮ってこようか。

7.学歴の高い者は収入も高い

「学歴なんて古いよ」という考えこそ古い価値観であり、現実社会に逆行した考えであることをしっかりと認識しておくべき。

和田秀樹氏が言う学歴とは東大などの一流大学。庶民のタカポンとしては勉強することは大切なんだよくらいに解釈する。子どもに「東大に行け」なんて強要するのも良くないし、誰でも行けるわけではないから中国やインド・シンガポールの大学に行くとか色々と考える必要がありそう。

8.弁護士の年収500万円時代にどう生きるか

なり手が少ない職業こそ儲かるチャンスがある。供給が少ない分、ニーズが集中する。世の中のニーズを考える際には、ニーズが高まると同時に、供給が極端に少ないということも重要な検討材料であることを覚えておこう。

そうだよなぁ。日本はどの産業も供給過多で溢れてる。弁護士・美容師・歯科医…これからはIT系の技術者も供給過多になるんじゃねぇ?供給が少ない分野を探すことの難しさを痛感する。やはり、グローバルにインド・アフリカに行って外貨稼ぐしかないのか。

9.競争率が高いか低いかで判断するのも手

「俺は勉強ができないから、お笑い芸人になる。」
「私は勉強ができないから、 パティシエになる。」
「勉強ができない」を理由に勉強よりも競争率が高く、成功するのがほんの一握りの世界に足を踏み入れるのは愚か者。現実を知りなさい。

あと、最近思ったのがまさにタカポンのことなんだけど「就職できないから、警察官になる。」ってのも通用しない時代になった。他の国家二種や地方上級の公務員だって同じ。結局、みんな考えることが同じなんだよ。就職できないから公務員になる。そのおかげである地方の警察職は倍率40倍なんてところもある。そんなに警察官になりたい人ばかりじゃ誰が犯罪犯すんだ?警視庁1回目の試験なんか1万人受験して千人程度しか合格できない現実。みなと違う方向に進み、倍率の低い道を探すことも大切。

10.メディアを鵜呑みにしない

イギリスでは新聞を信じている人はわずかに15%しかいないのに、日本では85%の人が新聞を信じているという結果が出た。つまり、日本人はいまだに戦時中と同じように大本営発表を信じている。

タカポンも気をつける。「テレビは100%嘘の固まり。新聞は時々本当のことを言う」くらいの姿勢でこれからは聞くことにしよう。

感想

本のタイトルは「10代のうちに絶対に教えること」だが、タカポン(28歳)でも面白い内容だった。子どもをもつビジネスマンだけじゃなくこれからの若い世代全体におすすめの本。本当に怖い怖い未来が待っている。まとめると、まずは東京でなんとかお金を稼ぎ、そこから最終的にグローバルに活躍し、外貨を獲得できる人間にならないと将来は生存不可能ってこと。
ビジネスマンが読む 子どもが勝ち組になる本: 10代のうちに絶対に教える「7つのこと」